ノウハウ
リゾートワークで「プレ移住」
近年、注目を集めている地方移住。内閣官房 まち・ひと・しごと創生本部事務局が2020年に行ったアンケートでは、東京圏在住者のじつに49.8%が、地方暮らしに関心を持っていることがわかりました。 「都市での生活にちょっと疲れた」「自然豊かな土地で暮らしたい」と考え、移住を検討している人にぜひおすすめしたいのがその土地を知るための「プレ移住」。今回はそのメリットと、オヤドワークスの「リゾートワーク」を活用したプレ移住についてご紹介します。
「プレ移住」は、地方暮らしのトライアル
「プレ移住」とは、地方への本格的な移住を検討している人が、「お試し」で長めの滞在をすることです。
さまざまな条件を考慮して移住した人が、「思い描いていた暮らしと違う」「地域になじめない」などの理由で、もともと住んでいた街に戻ってしまうケースも少なくありません。移住者の多くは、予め旅行や物件探しで短期的に移住先の地域を訪れますが、その時間はあくまで「非日常」。本来は、その土地が自分の「日常」にマッチするかを、現地でじっくり確認してから移住するのが理想です。
そこでおすすめしたいのが「プレ移住」。地域での暮らしを体感しながら滞在することで、移住先への理解が深まります。道路や鉄道などの交通インフラの状況、暑さや寒さなどの気候のようす、食料品や生活必需品の入手先など、自分が日常生活を送ることをイメージしながら地域を歩いてみてください。また、滞在期間中は地域の人々とコミュニケーションを取り、実際の暮らしについて聞いてみるのもおすすめ。移住のメリット・デメリットを比較して、最終的に移り住むかを判断すれば、「こんなはずじゃなかった…」と後悔するリスクを抑えることができます。
3か月、暮らしのコストを抑えて働けるリゾートワーク
「プレ移住の良さはわかったけど、お金もないし、長期間滞在するのは難しい…」。そんな方に活用してほしいのが、オヤドワークスの「リゾートワーク」です。全国各地の風光明媚な観光地のホテル・旅館で、仲居さんやフロントスタッフ、調理などの業務を担当。リゾート地でゆったりと休暇を過ごすお客さまを、大切におもてなしする仕事です。オヤドワークスでは、移住を考える方々に向け、リゾートワークを活用したプレ移住を提案しています。
メリットのひとつは、勤務している間は生活費がほとんどかからないこと。各ホテル・旅館の社員寮や借り上げのアパートなどに住むことができます。さらに、多くの派遣先では出勤日の食事も無料で提供されるほか、大浴場(温泉)に入浴できる宿もあります。
応募条件に職務経験を掲げていないホテル・旅館が多く、未経験でも心配なし。各職場で丁寧なトレーニングを受けられるのはもちろん、安心して働けるよう、オヤドワークスの営業担当者もフォローします。就労形態は派遣社員が多く、契約期間も3ヶ月単位が一般的。更新も可能なので、自分のライフスタイルに合わせて、6か月、1年と働き続けるスタッフもいます。リゾートワークで接客や語学、調理などのスキルを磨きながら、たくさんのスタッフが充実した日々を過ごしています。
働きながら地域を知れるリゾートワークで、無理なく移住
リゾートワークがプレ移住に適している理由は、働く条件や環境だけではありません。実際に日常生活を送りながら、地域とじっくり向き合えることも大きな利点です。
最初は宿の業務を覚えることから始め、少し慣れてきたら休日や業務の前後の時間を利用して、地域を「探検」してみましょう。「あの物件に住みたいな」「休日はあのお店に行って過ごそう」など、本格的に移住した後の暮らしを思い描くことができるはずです。仲良くなった職場の同僚に、おすすめのスポットや暮らしの知恵を教えてもらえることもしばしば。地域とのつながりが自然と生まれていきます。
3か月経って「もうちょっと地域のことを知りたい」と思うなら、契約を更新すればOK。納得できるまで滞在を続けられます。リゾートワークは、移住を本気で考えている人にこそおすすめしたい、プレ移住にぴったりのツール。ぜひ活用してくださいね。